藍 首まだ痛い…練習わずか14分 出場は?「ギリギリまで様子見たい」

[ 2013年2月27日 06:00 ]

練習中に何度も首の痛みを確かめるしぐさを見せる宮里

 24日に玉突き事故に巻き込まれた女子ゴルフの宮里藍(27=サントリー)が26日、むち打ちと診断された首の痛みが大きいことを打ち明けた。この日、HSBCチャンピオンズ(28日開幕、シンガポール)を開催するセントーサGCでの練習は、わずか14分で打ち切った。試合出場については「今のところ半々。出ない方が賢明と思うがギリギリまで様子を見たい」と厳しい状況であることを示した。

 車でコースに現れた宮里は開口一番、「まだ痛いです」と言った。24日にタイで巻き込まれた玉突き事故。その影響は大きかった。この日の練習はわずか14分。ウエッジ2本と9Iを軽めに打っただけで、コースを回ることなく終えた。ショットの間、むち打ちと診断された首を左右に傾けるしぐさが目立った。

 「きょうはどれぐらい痛みが出るか確かめておきたかった。ボールは打てるけど、インパクトの後、フォローで痛みが出る。1Wまで打つと痛みが出ると思ったので、切り上げました」

 自らの口で事故の説明もした。前にぶつかった衝撃よりも、クリーマーが乗っていた後ろの車に衝突された時の衝撃が大きく「後ろはほとんどブレーキがかかっていない感じだった」と語った。後部座席に座り、シートベルトをしていたものの「シートベルトがかかっていた左側の鎖骨から首にかけて」の部分に、痛みが残る結果になった。

 事故の後、クリーマーは取り乱していたという。首の痛みとショックの大きさからか、クリーマーはこの日、クラブハウス内でシクシクと泣く姿が目撃された。

 28日からの試合について、宮里は「今のところ半々」と厳しい見通しを立てている。父・優さん、個人トレーナーに相談したところ、痛めたのがデリケートな首であること、まだ今季2戦目ということを踏まえ、欠場を勧められたという。26日のプロアマ戦は欠場し、ホテルで静養して回復に努めた。ただ、10年に優勝した思い出の大会のため出場したい思いも強い。「出ない方が賢明かもと思うがギリギリまで様子を見たい」と初日の朝まで結論を持ち越す可能性も示した。

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2013年2月27日のニュース