甲子園準V左腕、少年横綱ら16人受検 初場所の新弟子検査

[ 2012年12月25日 19:34 ]

10月、岐阜国体の少年個人で優勝し笑顔の打越奎也

 日本相撲協会は25日、初場所(来年1月13日初日・両国国技館)の新弟子検査の申し込みを締め切り、青森・三本木農高1年で今秋の国体少年個人を制した16歳の打越奎也(阿武松部屋)が高校を中退して応募したのをはじめ、野球出身を含めた多彩な顔触れの16人が受検者にそろった。初場所では2004年の25人に次ぐ多さ。

 22歳の森宗順平(藤島部屋)は広島・広陵高野球部の左腕投手だった07年に夏の甲子園大会で準優勝した経験を持つ。東都大学リーグの亜大で野球を続けたが、格闘技好きということもあり角界入りを決めた。

 石浦将勝(宮城野部屋)は日大出身の22歳で、アマチュアの強豪校、鳥取城北高の石浦外喜義監督の長男。十両大喜鵬とは中学から大学まで同期だった。鳥取城北高時代に世界ジュニア選手権の軽量級を制した。嶋田哲也(北の湖部屋)は十両経験のある北?磨の弟。

 八角広報部長(元横綱北勝海)は2桁の志望者に「親方衆が努力をしている結果。自分からやりたいという子は少なくなっている」と各部屋の努力を強調した。

続きを表示

2012年12月25日のニュース