最後のフジカキ　「緊張した」も初戦突破にホッ

　今年限りでペアを解消する第１シードの藤井、垣岩組にとっては「フジカキ」で最後の全日本。

　「緊張した」と口をそろえ、早大ペアを振り切った初戦にホッとした様子だった。シャトルが風の影響を受け、コントロールが乱れた第１ゲームはゲームポイントのピンチも迎えたが、何とか３０―２８で奪取。勢いづいた第２ゲームは攻め続け、五輪銀メダルの実力で圧倒した。藤井は「さすがに初戦負けはまずいと思った」と苦笑い。垣岩は緊張で笑えなかったそうで「２回戦からは笑顔でやれれば」と話した。