藤田、ツアー最終戦に「懸かっているもの全部持って帰りたい」

[ 2012年11月27日 23:19 ]

 男子ゴルフの今季のツアー優勝者ら26選手による最終戦、日本シリーズJTカップが東京よみうりCC(パー70)で29日に開幕する。大会2連覇中で、これまで1億3300万円余りを獲得して賞金王争いトップに立つ43歳の藤田寛之が27日調整し「懸かっているものが盛りだくさん。3連覇、(世界ランキング)50位以内、賞金王。全部持って帰りたい」と意欲を示した。

 これまでマスターズ・トーナメント出場権を得られる年末の世界ランク50位以内を目標と公言し、賞金王に興味なしとの姿勢を装った。しかし賞金獲得額で2位の谷口徹に約3780万円差をつけた。圧倒的優位な状況で最終戦を迎えるとあって「ここまで来たら、気にしないといけない」としっかり照準を定めた。

 ただ一人逆転の可能性を残す44歳の谷口は前週発熱で棄権するなど、本調子ではない。優勝して4000万円を加えても、藤田が単独16位以内に入るとひっくり返せない。谷口は「自分がやることは優勝することだけ。あまり体調は良くないが、頑張りたい。ただ、相手が16位を外れることの方が難しいんじゃないですか」と、冷静だった。

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2012年11月27日のニュース