鏡山審判部長が注意喚起 豪栄道―日馬富士の誤審で

[ 2012年11月20日 19:36 ]

豪栄道との一番で土俵を出たと審判に判断された日馬富士の足
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 大相撲九州場所9日目(19日)の豪栄道―日馬富士の取組中に日馬富士の足が出たと勘違いして勝負を止め、前代未聞のやり直しとなった誤審問題を受け、日本相撲協会審判部の鏡山部長(元関脇多賀竜)は20日、審判委員の親方衆を集め「(判断に)自信がないときは流し、勝負が終わった後にビデオで確認すればいい。何が何でも止めなきゃいけないということはない」と注意喚起した。

 鏡山部長と誤審した湊川審判委員(元小結大徹)はこの日、北の湖理事長(元横綱)の元へ出向かず、謝罪や報告をしなかった。同部長は「しっかりやるようにと(19日の理事長通達で)言われたから。誰にでもある間違いだから」と説明。湊川審判委員は無言だったが、千秋楽まで予定通り務めるという。

 北の湖理事長は「これで審判部も気を引き締めて見るだろう。ああいうことがあれば、よく見るようになる」と一層の奮起を促した。

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