真央3回転半なし「白鳥の湖」3年ぶりの新曲

[ 2012年10月6日 06:00 ]

力強い演技を見せる浅田

ジャパン・オープン

 フィギュアスケートの日本、欧州、北米によるチーム対抗戦、ジャパン・オープンは6日、さいたまスーパーアリーナで行われる。5日は会場で公式練習が行われ、今季初戦の浅田真央(22=中京大)がフリー「白鳥の湖」を披露した。

 軽やかなスケーティングを見せ、代名詞のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)には4度挑んで1度着氷。現時点ではプログラムに大技は組み込まれていないが「今できることをしっかり出し切れるようにしたい」と気合を入れた。

 今季は14年ソチ五輪のプレシーズン。夢舞台を見据え、リンク外では決断の時が近づいている。中京大在学中だが、海外遠征やトレーニングでなかなか講義に出席できず、来春の卒業は厳しい状況という。関係者は「これから話し合わないといけない。ソチ五輪が終わるまでの休学も考えている」と明かした。これまでより、さらにスケートに集中。「今季は向上を目指して頑張りたい」と浅田は力を込めた。

 フリーでは一昨季、昨季と連続で「愛の夢」を使用していたため、「白鳥の湖」は3季ぶりの“新曲”になる。「初めて試合で滑るので、一つ一つのエレメンツを落ち着いてやりたい。最後までスピードを落とさずに滑り切れれば、次のステップになる」。完璧な演技で、逆襲のシーズンが幕を開ける。

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2012年10月6日のニュース