女子の田中智美が8位 男子は川内の21位が最高

[ 2012年10月6日 19:59 ]

力走する田中智美(右)と伊藤舞

 【カバルナ(ブルガリア)共同】陸上の世界ハーフマラソン選手権は6日、ブルガリアのカバルナで行われ、男子は昨年の世界選手権マラソン代表の川内優輝(埼玉県庁)が1時間4分4秒で日本勢トップの21位となった。宇賀地強(コニカミノルタ)は29位、岡本直己(中国電力)は35位だった。

 女子は田中智美(第一生命)が1時間11分9秒で8位に入り、伊藤舞(大塚製薬)は9位、加藤麻美(パナソニック)は12位。各チーム上位3選手の合計タイムで争う団体で日本は女子が3位、男子は9位だった。

 男子は世界記録保持者のゼルセナイ・タデセ(エリトリア)が1時間0分19秒で優勝。女子はメセレト・ハイル(エチオピア)が1時間8分55秒で制した。

 ▼川内優輝の話 先頭集団に5キロまで付いていくのがやっとだった。ハーフマラソンは厳しい。(12月の)福岡国際マラソンで世界陸上の代表になって、もう一度モスクワで世界と戦いたい。

 ▼木原真佐人の話 1周目から厳しい戦いになった。自分のベストの走りをしようと思ったが、修正もきかなかった。また出直します。

 ▼宇賀地強の話 朝になって下痢が止まらなくなって、それを意識してしまった。情けない限り。自己管理の甘さです。8位入賞と、悪くても60分台を狙ったが、全然駄目だった。

 ▼田中智美の話 最後で英国選手に抜かれたことは悔しい。スピードが足りないと思った。ただ自分のリズムでいこうと思った。8位に入れたことはうれしい。

 ▼加藤麻美の話 ケニア勢やエチオピア勢と一緒に前でレースができなかった。世界との力の差を感じた。勝負に加われなかったことが悔しい。後半粘れて少しずつ前にいけたことはよかった。

 ▼伊藤舞の話 来年の世界選手権出場を狙っているので、世界の舞台を経験したかった。できれば自己ベストを出したかった。後半の勝負どころでついていけなかった。最後は粘り負けした。(共同)

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