パウエルは2位 スターターの声が聞こえづらかったと不満

[ 2012年6月2日 06:00 ]

ダイヤモンド・リーグ第3戦ゴールデン・ガラ

(6月1日 イタリア・ローマ)
 元世界記録保持者のパウエル(ジャマイカ)は80メートル地点までボルトに善戦したが、結局9秒91で2位。

 「負けたことではなく、自分のレースができなかったことが残念だ」と、スターターの「SET」の声が聞こえづらかったことに不満を口にした。それでも「彼はいい走りをしていた」と同じ条件で9秒76をマークしたライバルを称賛。「ハードな練習を重ねて出直してくる」とロンドンでの雪辱を誓っていた。

 ▽ボルトのライバル 09年に世界歴代2位の9秒69をマークしたゲイ(米国)は股関節を痛めて競技から遠ざかっているが、今月末の全米選手権には出場予定。復活すれば打倒ボルトの1番手になる。米国勢では薬物処分が解けて復帰したガトリンが元気だが、若手の押し上げは皆無。ジャマイカ勢では、ボルトがフライングで失格した世界選手権を制しているブレークが好調。5月のジャマイカ国際では200メートルに出場し、19秒91の好タイムをマークしている。

続きを表示

2012年6月2日のニュース