有村 原巨人に学んだ「意地の見せ方が凄い」

[ 2011年10月20日 06:00 ]

練習日の15番、池に浮かぶクルーザーを背にパット練習をする有村

マスターズGCレディース

(10月21日 兵庫・マスターズゴルフ倶楽部)
 リフレッシュを完了した有村が、終盤戦を一気に駆け上がる。先週は日程を考慮して欠場。体にたまっていた疲労を抜き、心身ともに休養を取った。その中で、最も心に残った出来事が10日に東京ドームで行われたプロ野球・巨人-阪神の始球式だった。

 「意地の見せ方が凄いと思いました」。プロ野球ファンを公言する23歳は、終盤の驚異的な底力で3位をもぎ取った巨人に感銘を受けていた。始球式をした試合で巨人は敗れたものの、現場に漂う張り詰めた空気を肌で感じた。「毎年、いろいろな経験をしている人たちでも、高校球児のようだった。それぐらい頑張らないといけない」。勝負に対する姿勢をあらためてプロ野球から学んだ。

 この日はコース入りして9ホールをラウンド。過去5回の出場でトップ10入り3回と相性のいいコースの記憶を呼び起こした。今大会を含めて残り6試合。2年連続賞金女王に向けて首位を独走するアン・ソンジュとは約4300万円差と厳しいが、今季のプロ野球のように最後の最後までファンが楽しむ展開に持ち込む。

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2011年10月20日のニュース