「やるべきことは同じ」藍“普段通り”で勇気送る

[ 2011年9月21日 06:00 ]

練習後、自身の第31回(上段左)と第34回(同右)の優勝写真を背に、ガッツポーズで優勝を誓う宮里藍

 宮里藍(26=サントリー)が“普段通り”を心がけて特別な試合を迎える。ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンは23日に宮城・利府GCで開幕する。

 宮里にとって宮城は高校時代を過ごした第二の故郷であり東日本大震災の被災地。この大会はアマチュア時代にツアー初優勝した大会。特別な思いで臨む大会になるが、心がけるのはいつもと変わらないことだ。

 「やるべきことは同じ。自分のルーティンで1週間を過ごせればいい。いろいろなことをやるには時間がないし、あくまで試合に備えていこうと思う」。今大会を終えれば、すぐに日本女子オープン(29日開幕、名古屋GC)に向けて移動する。仙台に帰ってくるのは優勝した06年大会以来5年ぶり、大震災以降はもちろん初めてになる。

 しかし今回は被害の甚大な沿岸地区などを訪れる計画も立てなかった。全ては試合で優勝を争って仙台のファンに喜んでもらうため。「自分が今やるべきことはしっかりとコンディションを整えていいプレーをすること」。宮里はプロゴルファーとしての自分に求められる最大の役割に、しっかりと徹するつもりだ。

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