日本3連敗…トンガに屈し、7大会連続で1次L敗退

[ 2011年9月21日 18:36 ]

<日本・トンガ>後半、トライを奪われ、肩を落とす(左から)平島、堀江、畠山、トンプソン

 ラグビーのワールドカップ(W杯)ニュージーランド大会第10日は21日、同国北島ファンガレイのノースランドイベントセンターで1次リーグA組の1試合を行い、日本はトンガに18―31(前半13―18)で敗れ、3連敗で7大会連続の1次リーグ敗退が決まった。日本は勝ち点ゼロ、トンガは1勝2敗で同5。

 日本は1991年大会のジンバブエ戦以来となる20年ぶりの勝利を逃し、17戦連続勝ちなしとW杯のワースト記録を更新した。トンガ戦は5年ぶりの黒星。1次リーグ最終戦(27日・ネーピア)ではカナダと対戦する。

 世界ランキング13位の日本と15位のトンガはW杯で初対戦。日本は前半に2トライを許したが、プロップ畠山(サントリー)とフランカーのリーチ(東芝)がトライを奪って折り返した。後半は先に失点して差が広がり、トンガの激しい防御に苦しんで1トライにとどまった。

 ▼カーワン・ヘッドコーチの話 とても残念。ボール争奪戦で負けた。言い訳はしない。明日は新しい一日が始まるから、最終戦のカナダ戦に向けて立ち上がりたい。

 ▼菊谷崇の話 2勝を目標に掲げていたが、ラックと自分たちのミスで負けた。日本のプレーを出せなかった。このまま次に進まず、しっかり修正したい。

 ▼マイケル・リーチの話 満足していない。ラックでやられて点数に差が出た。相手のゲームプランだったと思う。(次は)気持ちを切り替えて絶対に勝つ。

 ▼田中史朗の話 申し訳ない気持ちしかない。自分たちのシステムが守れていなかった。次はいつも以上のジャパンの力を見せて勝ちたい。

 ▼小野沢宏時の話 どうしても結果がほしいが、そう簡単には勝てない。中5日でカナダ戦だが、リカバリーは分かっている。自分は3大会目の出場だが、次こそ勝ちたい。

 ▼日和佐篤の話 いつでも交代で入れるよう準備はしていた。自分の出来は悪くないが、チームが勝っていないので何とも言いにくい。

 ▼平島久照の話 良いスタートができないのが大きい。日本人は相手に合わせてしまうのかな。W杯は心理的な重圧が大きいが、日本のラグビー自体は世界に通じる面も多い。

 ▼畠山健介の話 結果を出せなかったのは自分たちが至らなかったから。フランス戦でスクラムを中心に良くない出来だったので、今までで一番緊張した。

 ▼堀江翔太の話 きょうは落ち込みたい。あしたから気持ちを切り替える。先の先まで考えてしまって、目の前のことでやられた。追い掛ける展開はきつい。 

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