連覇へ…アクシデントにも動じず、ナダル16強

[ 2011年9月6日 06:00 ]

全米オープンテニス第7日

(9月4日 ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター)
 男子シングルス3回戦で2連覇を目指すラファエル・ナダル(25)がダビド・ナルバンディアン(29)に7―6、6―1、7―5で勝ち、4回戦に進んだ。第12シードのジル・シモン(26)は09年優勝のフアンマルティン・デルポトロ(22)に4―6、7―6、6―2、7―6で競り勝った。女子シングルス4回戦は、フラビア・ペンネッタ(29)が第13シードの彭帥(25)を6―4、7―6で下し、2年ぶりにベスト8入りを果たした。

 2連覇を目指すナダルが難敵を退け、ベスト16入りを果たした。右足にまめをつくりながら、競った第1、第3セットをものにして「序盤は相手が素晴らしく、私も高いレベルのプレーができた。毎日、試合は厳しさを増していくものさ」と笑みを浮かべた。

 第1セットはナルバンディアンの強力サーブや、ネット際へのドロップショットなどの多彩な技に苦しんだ。だが、4―5からの第10ゲームで相手のサービスゲームをブレークして勢いづくと、第2セットは一方的に奪った。第3セット、お互いにブレークし、1―1となったところで右足のまめを治療。ガーゼとテープを巻いてプレーし、勝負どころでの集中力と正確なショットで上回った。凡ミスは相手の60に対して18。「ミスをせず、流れが来るのを待った。いいプレーだった」と勝因を挙げた。

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2011年9月6日のニュース