さくら方針撤回!全英女子OP出場「決めました」

[ 2011年6月17日 06:00 ]

11番で第1打を放ち、舌をぺロリと出す横峯さくら

 横峯さくら(25=エプソン)が英国スコットランドのカーヌスティゴルフリンクスで行われる全英リコー女子オープン(7月28~31日)への出場を決断した。今季は2年ぶりの賞金女王奪回を目標に掲げ、海外メジャーは1試合限定の方針だったが、全米女子オープン(7月7~10日)に続いての参戦を決めた。17日からは千葉・袖ケ浦CC新袖コースでニチレイ・レディースが開幕。過去2勝を飾っている大会で海外メジャーにも弾みをつける今季2勝目を狙う。

 日本ツアーを代表する一人として、横峯が英国に乗り込むことを決めた。「日本はオープンウイークだし、海外メジャーに出ることはやっぱり勉強になるので」。前週のサントリー・レディース終了時で賞金ランク3位につけ、全英女子オープンの出場権を獲得。出場については明言していなかったが、「家族と相談してきのう決めました」と態度を明らかにした。

 昨年は4大メジャーを含む海外6試合に出場し、コンディション調整に苦しんで賞金女王を逃した。「海外の試合に出すぎて疲れてしまった。日本で頑張った方がいい」という反省から、女王奪回を最優先する今季は海外メジャーは1試合、「一番いい経験ができる」という全米女子オープンに絞るつもりでいた。そのため4月のクラフトナビスコ選手権や来週23日から始まる全米女子プロも辞退している。

 しかし、上り調子にあるゴルフへの手応えが横峯自身の背中を押した。最近7試合はトップ10を外しておらず、2週前のリゾートトラスト・レディースでは今季初優勝。先週の試合でもホールインワンや6連続バーディーと派手な活躍を見せた。リンクスで行われる全英女子については「寒いイメージしかない」と笑いつつも、「いい状態で臨めるかなと思うので、それはそれで楽しみ」と前向きに戦える状態が整ったと判断した。

 昨年は全米女子オープンで海外メジャーで初めてのトップ10入りを果たした。「ゆくゆくは海外メジャーで優勝争いをしたいと思ってる。去年よりは今年という感じで、私の中では近づいてきてる」。方針撤回であえて一歩を踏み出した横峯に、今年はさらなる期待ができそうだ。

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