岩手出身・藤野が千金打!トヨタ白星発進

[ 2011年4月11日 06:00 ]

<トヨタ自動車・日立ソフトウェア>5回1死満塁から藤野が中前へ先制2点適時打を放つ

日本女子ソフトボールリーグ開幕節第2日

(4月10日)
 ナゴヤドームで3試合が行われ、連覇を目指すトヨタ自動車は先発アボットが2点の援護を守り切り、日立ソフトウェアとの開幕戦を白星で飾った。3年ぶりに1部に昇格した日立マクセルは太陽誘電を3―1で破り、白星発進となった。

 <トヨタ自動車>藤野が一振りでチームに白星をもたらした。0―0で迎えた5回、1死満塁から詰まりながらも中前に先制2点適時打。「いい当たりではなかったけど、気持ちで打ったという感じです」と3番の責任を果たし、安どの笑みを浮かべた。岩手県出身の藤野は「大船渡の親戚の家が、津波で流されてきた漁船でつぶれたそうです」と答えながらも「こうして頑張っている姿を見せられることが励ましになると思う」と話していた。

 <日立マクセル>初戦に快勝し、小林監督は「涙が出そうなくらいうれしかった」と声を震わせた。3回の2点は09年限りで廃部となったレオパレス21に所属していた小野と田中梢の適時打で奪ったもの。今季、2部ドリームワールドから移籍した小野は「やっぱり1部は楽しいですね」と声を弾ませた。田中梢はレオパレス21に残り1年間のOL生活を経て現役復帰。「最初の試合で貢献できて最高です」と満面の笑顔だった。

続きを表示

2011年4月11日のニュース