谷川親方 退職届出さず!「八百長相撲を取ったことはない」

[ 2011年4月5日 18:28 ]

 大相撲の八百長に関与したとして、日本相撲協会から退職勧告を受けていた谷川親方(37)=元小結海鵬、青森県出身=は5日、所属する東京都墨田区の八角部屋で記者会見し、「14年間の現役生活で一度たりとも八百長相撲を取ったことはない。退職届を提出することは認めたことになる」と関与を否定したうえで、退職届を出さないことを明らかにした。

 八百長関与で引退勧告を受けた力士のうち、届けの提出期限だった5日には尾上部屋の十両境沢、幕下白乃波、三段目の山本山らが両国国技館を訪れて引退届を出した。

 谷川親方は退職勧告を受けた1日の協会理事会後、処分を不服として「法的手段に訴える」と話していたが、この日は「まだ気持ちの整理がついていないので、これから考える」とした。

 記者会見で同親方は事前に用意した文書を読み上げ、「解雇されるかもしれないが、自らの気持ちに背いてまで退職勧告に従えない」と説明。師匠の八角親方(元横綱北勝海)からは「自分の人生なんだから自分で決めろと言われた」と明かし「本当に感謝している」と涙で声を詰まらせた。

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2011年4月5日のニュース