釜石シーウェイブスの安否は…日本協会副会長も心配

[ 2011年3月11日 22:15 ]

 日本ラグビー協会は11日、東北・関東大地震による各チームや関係者らの安否確認などに追われた。元首相の森喜朗会長や職員らは一時、都内の協会事務所に隣接する秩父宮ラグビー場のフィールドに避難。照明設備や周囲のビルが大きく揺れる様子に不安そうな表情を浮かべた。

 津波が襲った岩手県釜石市には、新日鉄釜石時代に日本選手権を7連覇した釜石シーウェイブスが本拠を置く。日本協会の和田文男副会長は「地震から間を置かずに津波が来てしまい、逃げる時間があったかどうか」と心配そうに話した。

 フィジーでの大会参加後に帰国途中だった7人制男子日本選抜チームは、成田空港の閉鎖で経由地の韓国・仁川で足止めされ、12日に静岡空港に向かうことになった。

 日本協会は12日の評議員会を延期。13日に秩父宮ラグビー場で実施予定の関東代表―関西代表も日程変更の可能性がある。

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2011年3月11日のニュース