“優勝請負人”潮田玲子「挑戦する楽しさを経験できた」

[ 2011年1月6日 09:08 ]

バドミントンの日本リーグ女子で優勝し、表彰式でカップを手にする日本ユニシスの潮田玲子(中央)

 優勝請負人と言っていいだろう。昨年12月26日まで行われたバドミントンの日本リーグ女子で、人気選手の潮田玲子が加入したばかりの日本ユニシスを初優勝に導いた。昨季まで所属し、小椋久美子と“オグシオ”ペアで活躍した三洋電機時代の8連覇と合わせ、9年連続の日本一だ。

 主にマカオ代表の張之博とダブルスを組み、全7戦のうち6試合に出場。ルネサスSKY戦で2008年北京五輪4位の末綱聡子、前田美順組に敗れた以外は白星を重ねて5勝1敗をマークし、1部に昇格したばかりのチームを引っ張った。「今までは追われる立場の苦しい戦いだったが、挑戦する楽しさを経験できた」とすがすがしい表情を見せた。
 27歳の潮田がチームの日本選手で最年長。「一番経験がある分、それを伝えるのが責任だと思った」。7戦全勝で最高殊勲選手賞に輝いた高橋礼華、松友美佐紀組ら若手の試合中はコートサイドで助言を送った。20歳の高橋は「相手のことを良く見て、アドバイスしてくれた」と感謝した。
 潮田にとっては昨年は左足甲の負傷で苦しいシーズンだったが、最後に好成績で12年ロンドン五輪出場権争いが始まる今年に弾みをつけた。同じ日本ユニシスの池田信太郎と組む混合ダブルスで「国際大会で勝って(五輪出場権が懸かる)世界ランキングを上げていけるように頑張りたい」と話した。16日からのマレーシア・オープンで新年初戦を迎える。

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2011年1月6日のニュース