遼くん レザーパンツで逆転賞金王狙う!

[ 2010年12月1日 06:00 ]

<ゴルフ日本シリーズJTカップ練習日>練習ラウンド5番ホール、紅葉を背にティーショットを放つ石川遼

 賞金ランク2位の石川遼(19=パナソニック)が“革パン”でキメる!男子ツアーの今季最終戦、日本シリーズJTカップは2日に東京よみうりCCで開幕する。初日の組み合わせは賞金ランク順に決まるため、同首位の金庚泰(24=韓国)と同3位の池田勇太(24=日清食品)と同じ組になった。毎年この大会で新機軸を打ち出してきたウエアではレザーパンツの着用を決め、逆転賞金王への準備を整えた。

 賞金王たるもの、身だしなみにも気を使わなければならない。そんな意気込みの表れなのか、最終戦では毎年斬新なアイテムを身につけてきた石川は、今年も気持ちの盛り上がる新アイテムを用意してきた。

 一昨年はハンチング帽をかぶり、昨年は3ピーススーツのベストを着用。今回は合皮を使った“レザーパンツ”だ。ヨネックスと打ち合わせを繰り返して動きやすさにも配慮しており、パンツだけでなくワークキャップやハンチング帽まで同じ素材でそろえる徹底ぶり。昨年は寒さもあって初日最下位とずっこけたが、保温性の高い合皮は見た目のカッコよさだけでなく、スコアにつながる戦闘服にもなり得る。この大会では勝負所で着用することになりそうだ。

 通常のパンツを着用したこの日は前半の9ホールを回って、50ヤードとグリーン周りのアプローチを重点的に練習した。先週の3日目からウエッジを変更し、ロフト角60度だったのを約1年4カ月ぶりに58度に戻した。ショートゲームはスコアメークの鍵を握るだけに「クラブがボールの下をくぐってショートするミスがなくなった。イメージを出しやすいし、あとは距離感を取り戻すこと」と入念にチェックした。

 初日の組み合わせも発表され、賞金王を争う金庚泰、池田と火花を散らす直接対決になった。石川が賞金王になるには優勝が最低条件だが、大事なのは冷静に自分のペースを守ること。「キョンテにも池田さんにもそれぞれの攻め方がある。自分の道をそれずに歩いていけば問題ない」と周囲を意識し過ぎることなく、自らのスタイルでプレーに集中するつもりだ。

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2010年12月1日のニュース