間に合った!明大ロック名嘉が早明戦で今季初先発

[ 2010年12月1日 06:00 ]

<オールブラックス・早大ラブビーイベント>ジャージ交換を行った(左から)辻監督、カノイ、カウワン、有田、ボーリッチ、山中

 関東大学ラグビー対抗戦グループの早明戦(5日、国立)で12年ぶり優勝に王手をかけている明大が30日、東京都世田谷区の八幡山グラウンドで3日ぶりに練習を再開した。

 元日本代表WTB吉田義人監督(41)は午前6時半に全93人の部員を集め、これまでは試合直前だった出場メンバーの発表を行い、ロック名嘉翔伍(4年、名護高出)が今季初先発することになった。

 豊富な運動量を誇る名嘉は昨季のレギュラーだったが、4月11日の全慶明戦で左足首亜脱臼(全治6カ月)し出遅れた。3月上旬にNo・8杉本主将、CTB衛藤副将と故北島忠治元監督の墓参りをするなど最後の年に懸けていただけに「よかった」と涙ぐんだ。この日の練習では展開力のある早大の攻撃に対し、前へ出るDFを徹底。吉田監督は「紫紺の壁を敷いてワセダに勝つ」と意気込んだ。

 <早大 オールブラックスからオーラ感じた!>全体練習はオフで、東京都杉並区の早大上井草グラウンドでアディダス社主催のイベントにオールブラックス3選手とともに参加。ジャージー交換、クリニックなどを行った。辻監督は「週末のビッグゲームを前に本物のオーラを少しでも感じてほしい」とあいさつ。「試合で緊張するのはいいこと」というアドバイスやタックルの基本などの指導を目の当たりにした有田主将は「世界クラスの選手が言うと説得力がある。オーラを感じた」と話した。

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2010年12月1日のニュース