元ラグビー選手ら17人が新弟子検査受検

[ 2010年4月27日 18:15 ]

 大相撲夏場所(5月9日初日・両国国技館)の新弟子検査が27日、東京・両国国技館で行われ、京都・洛北高ラグビー部で国体出場経験のある今福順也(京都府出身、松ケ根部屋)ら、第1検査を受検した9人全員が体格基準(173センチ、75キロ以上)を満たした。

 体の小さな入門希望者を対象に体力テストも行う第2検査(167センチ、67キロ以上)は受検した8人全員がパス。夏場所前の新弟子検査で17人が受検するのは、20人だった2003年以来の多さとなる。
 合格者は内臓検査の結果を待って、夏場所初日に発表される。

 ≪受験失敗で転身≫京都・洛北高ラグビー部時代に国体に出場した今福は175センチ、112キロで体格検査を通過し「豊ノ島関のように小さい人が大きい人を倒す相撲が取れるよう、日々精進していきます」と元気よく話した。
 ラグビーではFW第1列のプロップを務めた。高校卒業後は同大や慶大など強豪校を受験。しかし1浪して臨んだ今年も不合格となり、大相撲への道を志した。「母が師匠(松ケ根親方=元大関若嶋津)の大ファンだったので決めました。いつまでも親に頼ってばかりじゃいけませんから」と出世を誓った。

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2010年4月27日のニュース