元朝青龍関が北朝鮮訪問 モンゴル外相一行と写真

[ 2010年4月22日 22:56 ]

22日、北朝鮮の平壌を訪れ、金永南・最高人民会議常任委員長(前列中央)らと記念写真に納まる元横綱朝青龍関(後列右から3人目)。前列左から4人目はモンゴルのザンダンシャタル外相

 大相撲の元横綱朝青龍関が北朝鮮を訪問していたことが、北朝鮮の朝鮮中央通信が22日に配信した写真で判明した。モンゴルのザンダンシャタル外相が同日、平壌で金永南最高人民会議常任委員長と会談した記事に併用する写真に元朝青龍関が写っていた。

 同通信は写真配信のみで、20日に訪朝した外相一行の動向や会談に関する報道でも元朝青龍関には触れていない。外相は22日帰国した。元朝青龍関の訪朝は、商談目的の可能性がある。
 モンゴル外務省関係者によると、外相には約40人の経済人、企業家らが同行、外相とは別の日程で行動した。元朝青龍関はウランバートルでサーカス団を運営しており、同関係者は、北朝鮮のサーカス団招請などの商談ベースで同行した可能性を指摘している。
 同通信によると、ザンダンシャタル外相は金常任委員長との会談で、エルベグドルジ大統領から金正日総書記への親書を託した。金総書記も金常任委員長を通じ大統領への口頭メッセージを伝えた。(共同)

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2010年4月22日のニュース