性別疑惑のセメンヤ、声明文で競技会復帰の意向表明

[ 2010年4月1日 06:00 ]

 性別疑惑の渦中にある昨年の陸上の世界選手権女子800メートル覇者のキャスター・セメンヤ(南アフリカ)が30日、声明文を出し、競技会に復帰の意向を表明した。

 セメンヤは世界選手権後はレースに出ておらず、公的な発言も初めて。国際陸連(IAAF)は、世界選手権後にセメンヤが受けた性別検査の結果を公表しておらず、競技会への参加資格は明確になっていない。同日、南ア国内での競技会への出場を却下されたセメンヤは、声明で「競技会への参加を妨げるものは何もない。アスリートとしての能力や収入を得る可能性を著しく傷つけられている」とした。

続きを表示

2010年4月1日のニュース