リンク栃木 参入2季目で初のPO進出

[ 2010年4月1日 19:56 ]

 企業チームが主体のバスケットボール男子日本リーグで、地域密着を掲げるプロのリンク栃木がレギュラーシーズン2位となり、参入2シーズン目で初のプレーオフ進出を決めた。3日からの準決勝は、本拠地の宇都宮市で地元の熱狂的な声援を背に同3位のパナソニックを迎え撃つ。今季限りで勇退し、日本代表監督に就くウィスマン監督は「集中力を高く保てるかが鍵だ」と意気込む。

 リーグトップの1試合平均84・86得点をマークした爆発的な攻撃力が売り。米プロリーグのNBAでプレーした経験を持つ田臥勇太と、「優勝を目指す」と繰り返してきた2季連続得点王の川村卓也のホットラインが軸だ。3連覇を狙うアイシンの鈴木貴美一監督も「今季は攻撃力では栃木がナンバーワン」と、その破壊力を警戒する。

 3年間で500回以上実施したバスケットボール教室など、地道な活動が実ってスポンサーを着実に獲得。運営会社の2009年度売上高は、08年度から約25%増で、4月から12月の決算では初の黒字も計上した。「日本一になれば、もっと取り組みに興味をもってもらえるはず」と語る山谷拓志社長。プレーオフはアピールする絶好の舞台となる。

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2010年4月1日のニュース