遼くん 米の新星2人と同組/全米プロ選手権

[ 2009年8月9日 06:00 ]

練習グリーンでパットの練習を行った石川遼

 13日に開幕する今季メジャー最終戦、全米プロ選手権(米ミネソタ州、ヘーゼルティン・ナショナルGC)の予選ラウンドの組み合わせが7日に発表された。3度目のメジャー大会に挑む石川遼(17=パナソニック)は若手のアンソニー・キム(24=米国)、アダム・スコット(29=オーストラリア)と同組となった。激しい雨のため7日の練習を中止した石川は、8日に会場コースで初練習を行った。

 4月のマスターズから4カ月間の成長を確認し、アピールする舞台が用意された。ペアリングを知った石川は「また世界のトッププレーヤーと回れて幸せです。2人ともあこがれの選手なので、学ぶことは多いと思うけど全力を尽くします」と抱負を述べた。
 米国期待の星、キムとはマスターズの予選ラウンドに続いて同組。マキロイ(英国)を含めて3人で回ったこの時は、キムが2日目に大会記録の11バーディーをマークした。驚異的なバーディーラッシュを目の当たりにした石川が「これからはどんな試合でももっとバーディーを狙う姿勢を強く持って、自分に厳しく練習しなきゃいけない」と刺激を受けた相手。「また機会があったら僕もいいゴルフをして“ナイスプレー”と言ってもらえるようにしたい」とも話していたが、早くもそのチャンスが訪れた。
 スコットもマスターズの練習ラウンドで一緒に回り、想像力あふれるプレーに驚かされた。ウッズに似たスイングで“ホワイト・タイガー”と呼ばれる。今季は本調子ではないものの、06年大会で3位に入るなど経験と実績は申し分ない。石川も日本で2勝を挙げ、マスターズの時より状態は格段にいいだけに、2人にひけを取らないプレーが期待できそうだ。

続きを表示

2009年8月9日のニュース