5番ウッドが奏功!遼くん 46位で予選通過

[ 2009年7月24日 15:22 ]

第2日、通算2アンダーの46位で予選を通過した石川遼

 男子ゴルフツアーの長嶋茂雄招待セガサミー・カップ第2日は24日、北海道ザ・ノースカントリーGC(7115ヤード、パー72)で第2ラウンドを行い、首位と5打差の58位で出た石川遼は3バーディー、1ボギーの70で回り、通算2アンダー、142の46位で予選通過を果たした。宮本勝昌が5連続を含む8バーディー(2ボギー)を奪い、通算10アンダーの134で単独首位に立った。1打差の2位は井戸木鴻樹、さらに1打差の3位に細川和彦。全英オープン27位の久保谷健一は72とスコアを伸ばせず、通算3アンダーの33位に後退した。46位タイまでの61人が25日からの決勝ラウンドに進んだ。

 第1ラウンドではキャディーバッグに入っていなかった5番ウッドが、石川をカットラインぎりぎりでの予選通過に導いた。明け方からの小雨に「湿っている洋芝では、2番アイアンは使いづらい」とラウンド前に判断。この機転が奏功した。

 まずはパー4の8番。グリーンとラフの境界線上からのアプローチで「パターで転がすのも、サンドウエッジで上げるのもイメージがわかない」と5番ウッドを使用した。ゆっくりと転がったボールは約6メートル先のカップに直接吸い込まれ、会心のバーディー。曇天に高々とクラブを掲げた。

 さらに13番(パー5)でも、ラフから池越えで2オンを狙い、5番ウッドを選択。ライナー性の打球はいわゆる“水切り”のスーパーショットで、グリーン手前に飛び出した。2オンは果たせず、結局パーに終わったが「ラッキー」。石川流のみせるゴルフに気分は上々の様子だった。

 昨年の大会ではカットラインに2打差で予選を通過し、決勝ラウンド2日間の猛チャージで3位に食い込んだ。「去年のように予選ぎりぎりからでも、トップは狙える」と石川は目を輝かせた。

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2009年7月24日のニュース