「ビーチ」にはプレーヤーを引きつける魅力が…

[ 2009年5月8日 06:00 ]

浅尾美和(左)と菅山かおる

 【ビーチ転向・解説】

 近年、インドアからビーチに転向する選手が増えている背景には、バレー界が抱えている世界との“差”がある。かつて日本のお家芸とされていたインドアは近年、苦戦続き。昨夏の北京五輪に16年ぶりに出場した男子は、11位と惨敗。女子も5位に終わっており、84年ロサンゼルスの銅を最後に、メダルから遠ざかっている。世界各国が本格的な強化を続けている現在、その差を短期間で埋めるのは難しくなっている。
 一方、ビーチは96年アトランタ五輪で正式採用された比較的若い種目。00年シドニーでは女子の佐伯・高橋組が4位入賞を果たすなど、日本勢には「戦える」印象が強い。さらに、浅尾らの登場で注目度は高まり、国内ツアーは集客力を増している。プロとしての活動に“素地”ができたことで、プレーヤーを引きつける魅力が生まれたともいえる。

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2009年5月8日のニュース