織田信成がく然…跳びすぎ違反7位

[ 2009年3月28日 06:00 ]

<フィギュアスケート世界選手権>男子フリーの演技を終えた織田信成は採点を待つ間、感極まって泣き出す

 フィギュアスケート世界選手権第3日は26日、米カリフォルニア州ロサンゼルスのステープルズ・センターで行われ男子フリーは小塚崇彦(20=トヨタ自動車)が6位で織田信成(22=関大)は7位。2人の合計順位は13となり、来年のバンクーバー五輪の国別出場枠3を確保した。

 冒頭の4―3回転ジャンプを初めて決めた織田はSP7位からの上位進出を確信し、キス&クライで歓喜の涙を流した。だが、想像以上に低い得点での7位に、がく然とした。3度と決められている連続ジャンプの跳びすぎ違反で、中盤の3―2―2回転は0点。「4回転を跳べたのは自信になる」と笑った一方で、05年全日本選手権、07年東京世界選手権に続く3度目の失態に「違反は自分のミス」と猛省した。
 小塚は4回転ジャンプをダブルアクセルに難度を下げたが細かなミスが目立ち、SP5位から6位に順位を下げた。2人の合計順位はバンクーバー五輪国別出場枠を3枠獲得できるギリギリの「13」。07年世界選手権銀メダリストの高橋大輔が故障離脱する中、最低限の目標を果たしたのが唯一の救いで、小塚も「目標を達成できてうれしい」と胸をなで下ろした。

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2009年3月28日のニュース