朝青龍敗れ…白鵬が10度目の優勝

[ 2009年3月28日 17:53 ]

白鵬は寄り切りで魁皇を下し“どうだ”と言わんばかり

 大相撲春場所14日目は28日、大阪府立体育会館で行われ、14戦全勝の横綱白鵬が千秋楽を待たずに、2場所ぶり10度目の優勝を決めた。白鵬をただ1人、11勝2敗で追っていた横綱朝青龍が大関琴欧洲に寄り切られた時点で白鵬の優勝が決定し、朝青龍の2連覇が消えた。白鵬は結びで大関魁皇を寄り切った。琴欧洲は9勝5敗、魁皇は8勝6敗。

 千代大海は日馬富士との大関対決で寄り切られ、2勝12敗。日馬富士は9勝目。大関琴光喜は6敗目を喫した。
 関脇把瑠都は3連勝で7勝7敗。十両は豊響が3敗で単独トップ。

 ▼横綱白鵬の話 横綱として(優勝回数を)二けたに乗せるというのは、一つの目標だった。今までの優勝とはまた違う。すごくうれしい。まだ千秋楽があるので、明日も精いっぱい頑張る。
 ▼武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)の話 (今場所の白鵬は)安定していて崩れる感じがしなかった。初日から気合も入って厳しい攻めをしている。無駄な動きもない。

 ◆白鵬 翔(はくほう・しょう=本名ムンフバト・ダバジャルガル)西横綱、モンゴル・ウランバートル出身、宮城野部屋。父はメキシコ五輪レスリング銀メダリストで、モンゴル相撲の元横綱ジジド・ムンフバト氏。01年春場所初土俵。07年夏場所後に横綱昇進。優勝10回、殊勲賞3回、敢闘賞1回、技能賞2回。得意は右四つ、寄り、上手投げ。1メートル92、154キロ。24歳。

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2009年3月28日のニュース