岡部、気迫で飛距離伸ばす/ノルディック世界選手権

[ 2009年2月22日 09:03 ]

ジャンプ男子ノーマルヒルで14位となった岡部孝信

岡部14位、ロイツル初V/ノルディック世界選手権

 ジャンプ男子のノーマルヒルで1回目11位だった岡部の2回目は飛び出しから飛行曲線が低かった。「やばいと思った。落ちないように頑張った」。斜面ぎりぎりの低空で姿勢を維持して耐え、K点を越えた。順位は落としたが、気迫で飛距離を伸ばしたところに意地が感じられた。
 助走路が短いリベレツのノーマルヒルに苦しみ、18日の初練習では47・5メートルで落ちた。しかし徐々に対応し、本戦直前の予選ではHSに迫って1位に。予選免除のW杯上位の強豪と差があるのは事実だが「いい感じになってきた」と好調を実感している。
 今季開幕時はW杯遠征メンバーから外れながら、国内戦で7勝し、大舞台への道を開いた。今大会初戦は苦い結果に終わったが、このまま終わる気はない。次は26日のラージヒル予選。「悔しい。ここまで来て」と岡部は負けん気をむき出した。(共同)

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2009年2月22日のニュース