武蔵川理事長就任祝い!愛弟子2力士が昇進

[ 2008年9月26日 06:00 ]

 【大相撲秋場所12日目】武蔵川理事長の就任を祝うように、愛弟子が奮起した。幕下筆頭でモンゴル出身の翔天狼と、十両筆頭の武州山がそろって勝ち越しを決め、九州場所での同時昇進を濃厚にした。十両・霧の若を破った翔天狼は山分親方(元関脇・和歌乃山)と握手し、号泣。「長かったです。あさって来日する妹のために勝ち勝った」と声を震わせた。

 ひじのケガなどに泣かされた武州山も玉鷲に快勝し「翔天狼が決めてリラックスできた。良かったです」とホッとした様子。年6場所制度が導入された1958年以降では、史上2位の高齢記録となる32歳5カ月での新入幕を決定的にした。
 同部屋の幕内、十両のダブル昇進は00年九州場所の松ケ根部屋(若光翔、春ノ山)以来。武蔵川理事長も「2人とも稽古をよくやってくれた。我慢してやってくれるからチャンスをつかめた」とうれしそうに話した。

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2008年9月26日のニュース