琴欧洲は“さらに品格磨いて”綱挑戦だ

[ 2008年5月27日 06:00 ]

 夏場所で悲願の初優勝を飾った琴欧洲は、佐渡ケ嶽部屋で優勝の喜びと名古屋場所に向けての意気込みを話した。

 前夜は来日中の父ステファンさんらとの食事でリラックス。「最高の気持ちですね」とすがすがしい表情で話し、来場所の綱獲りも「あまり意識すると駄目。今場所のようにやれれば」と自然体を強調した。
 千秋楽の横綱対決が物議を醸し、横審でも横綱昇進についての話題がほとんどなかった。それでも、佐渡ケ嶽親方(元関脇・琴ノ若)は「欧洲には事あるごとに“負けて悔しいなら稽古しろ”と言ってきた」と話す。早朝からテレビ出演をハシゴし、夜には都内のホテルで個人後援会の優勝記念パーティーに出席したが、稽古は来月2日から再開する。強さと品格を兼ね備えた横綱を目指し、周囲の騒動をよそに琴欧洲の綱獲りへの道が早くも始まる。

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2008年5月27日のニュース