両横綱の失態に北の湖理事長が注意

[ 2008年5月27日 15:43 ]

夏場所千秋楽の朝青龍とのにらみ合いについて、北の湖理事長に呼ばれた横綱白鵬

 日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱)は27日、夏場所千秋楽(25日)結びの一番で勝負がついた後に、朝青龍の駄目押しをきっかけに土俵上でにらみ合うなどの失態を演じた朝青龍、白鵬の両横綱を東京・両国国技館に呼び、個別に直接口頭で注意した。

 北の湖理事長は当初、駄目押しを受けた後に体をぶつけた白鵬に非があるとし、26日に師匠の宮城野親方(元十両金親)を通じて厳しく注意した。しかし同日行われた横綱審議委員会では「両横綱に対し、理事長がけじめをつけるべきだ」との意見があり、あらためて理事長から両横綱に注意するよう進言していた。

 ▼北の湖理事長(元横綱)の話 ファンあっての相撲だ。横綱として自覚するよう厳重注意し、普段から毅然とした態度をとるよう通告した。
 ▼横綱白鵬の話 厳しく注意を受けました。ちょっと冷静さがなかったなと反省している。これからは土俵の外でも冷静であることを求められていると思う。
 ▼横綱朝青龍の話 理事長から厳重注意を受け、それに対して深く反省している。今後、こんなことがないよう気を付ける。これからも一生懸命頑張っていきたいと思う。

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2008年5月27日のニュース