森上は敗退/フェデラー3回戦へ

[ 2008年1月17日 10:19 ]

女子シングルス2回戦で、森上はキリレンコに完敗

 テニスの全豪オープン第4日は17日、メルボルン・パークで男女シングルスの2回戦などを行い、女子の森上亜希子(ミキハウス)が第27シードのマリア・キリレンコ(ロシア)に1―6、1―6で敗れ、初の3回戦進出はならなかった。

 森上はストローク戦で終始押され完敗した。第2シードのスベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)、第4シードのアナ・イワノビッチ(セルビア)、第8シードのビーナス・ウィリアムズ(米国)は3回戦に進んだ。
 男子では、3連覇を狙う第1シードのロジャー・フェデラー(スイス)がファブリス・サントロ(フランス)にストレートで圧勝。昨年準優勝のフェルナンド・ゴンサレス(チリ)、第3シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)、第5シードのダビド・フェレール(スペイン)も勝ち進んだ。

 ≪最後まで持ち味出せず≫過去に2連勝しているキリレンコに対し、森上に苦手意識はなかった。しかし、一度後手に回った流れを取り戻せず、全豪で初の3回戦進出、目標に挙げていたベスト16入りには遠く及ばなかった。第1セットを簡単に落とした。仕切り直しをしたはずの第2セット、最初のゲーム。ジュースの場面でチャンスを決めに行ったがコースを読まれ、逆に切り返された。出だしにつまずくと、持ち味を出せないままミスも重なった。
 「(相手は)びっくりするような球もない。自分からポイントを取りにいきたい」と話していた。そのプランに持ち込む前に、厳しいところへ打ち込む相手の打球を、守勢のまま返すのが精いっぱいだった。自信を持って臨んだはずの一戦で、あっさりと打ち砕かれた。わずか2ゲームしか取れない完敗に、森上はがっくりとうなだれるしかなかった。(共同)

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2008年1月17日のニュース