田久保真紀前伊東市長 深夜1時に取材“ドタキャン” 地元メディア「約束を反故」
静岡県伊東市の田久保真紀前市長(55)が学歴を巡る問題で失職したことに伴う市長選の投開票が14日行われ、田久保氏が敗北した。当初は結果判明後に本人が取材に応じる意向を示していたが、結局姿を見せず、まさかの“ドタキャン”騒ぎとなった。
選挙事務所として届けられている田久保氏の自宅兼カフェに、午後7時過ぎから報道陣約40人が集まった。元々は同所で取材に応じる予定で、午後11時頃に元市議で新人の杉本憲也氏の当確が判明。報道陣は田久保氏の登場を待っていた。
しかし日付が変わった15日深夜1時、陣営から「今日の取材には応じられない。追ってSNSにコメントを掲載する」と伝えられた。関係者によると「今日は行きたくない」との本人の意思だという。冷たい風が吹き付ける寒空の下、現場では落胆した空気が漂った。 田久保氏は15日朝、自身のX(旧ツイッター)を更新し「今回の選挙戦で繋がったみなさんとの絆はいつまでも私の宝物です」などと支援者に感謝。一方で「自宅周辺にマスコミが押し寄せたため、選挙後のコメントを取りやめざるを得ませんでした」ともコメント。地元メディアからは「約束を反故にした」との声も上がった。
5月の市長選で初当選した田久保氏は市広報誌で「東洋大卒」とプロフィルを紹介したが実際は除籍だった。市議会は説明責任を果たさず市政に混乱を招いたとして2度の不信任決議を可決。田久保氏は失職した。
出直し選に臨んだ田久保氏は「高卒」で出馬。7日の第一声で「もう一度私をあの場所(市長)に戻してください!」と力を込め、7日間の選挙戦で街頭演説を重ねて市民に訴え。SNSでは「#これで勝ち上がったら伝説」などのハッシュタグを用いてアピールしていた。
だが必死の訴えは市民には届かなかった。前回の市長選で田久保氏に投票したという70代女性は「一連の問題について市民への謝罪はなし。信じて一票を入れたのに裏切られた気持ちで今は顔を見るだけで腹が立つ」と怒り。今回は別の候補を支持したと明かした。
市選挙管理委員会によると、投票率は60・54%で、前回を10・89ポイント上回った。
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