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N党立花孝志党首を逮捕 死亡元県議の名誉毀損疑い 虚偽の情報発信、兵庫県警

[ 2025年11月9日 09:46 ]

 斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題を追及し、1月に死亡した元県議の竹内英明氏=当時(50)=の名誉を傷つけたとして、県警は9日、名誉毀損の疑いで政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志容疑者(58)を逮捕した。認否は明らかにしていない。容疑者は竹内氏に犯罪の嫌疑が掛けられていると繰り返し発信し、竹内氏の妻が内容は虚偽だと告訴していた。

 竹内氏は文書問題の調査特別委員会(百条委)の委員だった。斎藤氏が県知事選で再選された昨年11月に誹謗中傷を理由に辞職し、今年1月に死亡。立花容疑者は斎藤氏を応援する目的で知事選に出馬し、竹内氏ら委員への批判を展開した。

 立花氏は9月、竹内氏の妻からの告訴を受け、自身の交流サイト(SNS)で、発信には真実だと信じる十分な根拠「真実相当性」があると県警の任意聴取で述べたと説明。「竹内氏が何か都合の悪いことをしているから辞めたと考えるのが普通だ」と発言していた。

 立花容疑者は12月14日投開票の静岡県伊東市長選に立候補を表明する記者会見を今月10日に予定。兵庫県警は「政治活動の自由は最大限尊重されるべきだ」とした上で、容疑者の発言は「事実無根で真実相当性がない。罪証隠滅の恐れを考慮した」と逮捕理由を説明した。

 逮捕容疑は昨年12月13~14日、大阪府泉大津市長選の街頭演説で「竹内議員は、警察の取り調べを受けているのは多分間違いない」と発言。今年1月19~20日も交流サイトや埼玉県川越市議補選の応援演説で「竹内元県議は逮捕される予定だったそうです」などと虚偽の情報を発信し、竹内氏の名誉を傷つけた疑い。

 これらの情報がSNSで拡散されると、県警は今年1月に情報を否定。立花容疑者は謝罪した。

 竹内氏の妻は8月に記者会見して告訴の経緯を説明し「声を上げないと誹謗中傷はやまない。命を絶った夫の尊厳を守りたい」と訴えていた。

 県警は6月、百条委員長だった奥谷謙一県議への中傷を巡り、名誉毀損などの疑いで立花容疑者を書類送検している。

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