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大阪・関西万博、開幕1年前 前売りチケットはまだ目標の6% 課題山積で機運高まらず

[ 2024年4月14日 04:40 ]

脇役のミャクミャク(左端)が“初しゃべり”で話題に
Photo By スポニチ

 2025年大阪・関西万博は13日、開幕まで1年となった。

 会場工事は徐々に進むが、開催費用の上振れや海外パビリオンの建設遅れなど課題が山積。万博への期待や関心は高まらず、チケットの総販売目標2300万枚に対し、4月10日時点の販売枚数は130万枚で6%と低調だ。大阪府・大阪市が23年12月に実施したアンケートでは、万博に来場する意向がある人の割合は全国で33・8%。府内も36・9%で、府市が23年度の目標と定めた55%に遠く及んでいない。万博は大阪市の人工島・夢洲で来年4月13日~10月13日に開かれる。日本国際博覧会協会(万博協会)は機運醸成に向け情報発信を増やし、巻き返しを図る。

 ≪ミャクミャク/しゃべった!!1年前イベント≫大阪・関西万博の開幕1年前イベントが13日、都内で開かれ、公式キャラクター「ミャクミャク」の声が初披露された。これまでしゃべらないとされてきたミャクミャクが1分弱の動画の中で「こんにちは」と初めて言葉を発した。担当者は「いろんな言葉を勉強して進化します。その過程で言葉を発することもありますが、当分はしゃべりません」と説明。この日は万博スペシャルサポーターで俳優の青木崇高(44)らによる公式スタッフユニホームのお披露目などが主題だったが、ミャクミャクが主役の座をさらった。

 ≪万博ラッピング新幹線出発進行≫JR西日本などは13日、大阪・関西万博を盛り上げようと、ミャクミャクなどをラッピングした新幹線の運行を始めた=写真。万博が閉幕する25年10月まで運行する。JR西によると、ラッピング列車を運行するのは東海道・山陽新幹線(東京―博多)、山陽・九州新幹線(新大阪―鹿児島中央)、北陸新幹線(東京―敦賀)で、JR各社の協力で実現。計4編成を走らせる。

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