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和歌山にパンダがいるワケ 青山和弘氏が解説「親中派なので、中国も二階さんのために…」

[ 2024年3月31日 15:37 ]

二階俊博元幹事長
Photo By スポニチ

 政治ジャーナリストの青山和弘氏が31日、ABEMA「ABEMA的ニュースショー」(日曜正午)にコメンテーターとして生出演し、次期衆院選に立候補しないことを表明した自民党の二階俊博元幹事長(85)の功罪について語った。

 二階氏は25日に開いた会見で、政治資金パーティー裏金事件に関し謝罪した上で、不出馬の意向を示した。年齢が原因かとの問いには「年齢の制限があるのか。お前もその年がくるんだよ」と威圧的に声を荒らげ、小声で「ばかやろう」と憤りを示した。裏金事件や政治倫理審査会を巡る質問には、側近の林幹雄衆院議員が割って入り、二階氏が回答することはなかった。

 40年以上にわたる二階氏の政治家人生を、青山氏は功・罪両面から解説した。自自公連立政権や郵政民営化、国土強靱化計画などで力を発揮。日中関係についても「日中首脳会談の実現というのもずっとやってきた」としつつも、「田中(角栄)さんって日中国交正常化をした人、その田中さんたちがやってきた中国のパイプを、今や二階さんが一手に引き受けちゃっている感じなんですよ。小沢(一郎)さんなんかも中国に近かったんですけど、今はもう中国と話をしたいとなると、二階さんを頼るしかない」と、二階氏以外に頼る人がいない現状だという。

 近年、日中関係が緊迫する中、唯一頼れるのが二階氏だという。青山氏は「特に最近も反中の議員が増えてきたんですね、保守派を中心に。その中でいまだに中国とのパイプを持っているのが二階さんだけど、マイナス面も指摘されている」と説明した。「和歌山にだけなぜパンダがいるのかとか、動物園に。これも二階さんの力なんですけど、分かりやすい」。二階氏の地元・和歌山県のアドベンチャーワールドでは、現在もパンダが飼育されている。「親中派なので、中国も二階さんのために和歌山の動物園に送るわけですよ」。二階氏への感謝のしるしでもあるという。驚きの理由に、タレント西野未姫は「すごい…」と驚きを口にした。

 あらためて二階氏について、青山氏は「功、罪ある」とし、「今は何かあった時も、岸田さんも“二階さん、何とかしてくれないか”と。中国で日本人が拘束された時も、まったく今、話ができる人がいないんです。外務省も含めて。そういう意味で二階さん頼みになっちゃっている」と、現状の問題点を指摘していた。

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