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海保機、滑走路進入から約40秒停止 海保機長「いきなり後ろが燃えた」 羽田衝突事故

[ 2024年1月5日 05:30 ]

 羽田空港C滑走路で海上保安庁の航空機と着陸直後の日航機が衝突、炎上し海保機の乗員5人が死亡した事故で、海保機が滑走路に進入して約40秒にわたって停止していたとみられることが4日、関係者への取材で分かった。一定時間とどまっていたのに日航機や管制官が海保機の存在に気付いていなかったとみられ、運輸安全委員会や警視庁が経緯を詳しく調べる。

 海保機の男性機長(39)が事故当日に「いきなり(機体の)後ろが燃えた」と警視庁に説明していたことも捜査関係者への取材で判明。「(何が起きたのか)分からない」とも話していた。
 警視庁は4日、滑走路の現場検証を終了。日航機と海保機の検証は今後も続ける。海保は滑走路から海保機を撤去する作業に着手した。安全委は日航の乗務員への聞き取りを始めた。

 日航によると、日航機のパイロットは「衝突直前に一瞬何かが見えた。何かがすっと通るような違和感を覚え、直後に衝撃があった」とする一方で「海保機は視認できなかった」と説明。国土交通省が公表した交信記録に、管制官が着陸やり直しなどを日航機に指示する文言はなかった。


 ≪日本航空150億円損失≫ 日本航空は、焼失した主力航空機の損害見込み額約150億円を営業損失として計上すると発表した。新型コロナウイルス禍による業績不振からようやく抜け出すタイミングでの事故となり、経営には再び逆風となりかねない。2日の事故で全損したエアバスA350は、日航が計16機使用する同型機の一つ。ボーイング777の後継となる大型機で、羽田―札幌線のような基幹路線に投入してきた。

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