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ツイッターからスレッズ ユーザー“民族大移動”? インスタ運営メタ、7・5短文投稿サービス開始

[ 2023年7月10日 05:10 ]

 米起業家イーロン・マスク氏がツイッターの仕様を次々と変更する中、SNSの勢力図に大きな変化が生まれている。仕掛けたのはフェイスブックやインスタグラムを運営する米国の巨大IT企業メタ。ツイッターと同様の短文投稿サービス「Threads(スレッズ)」を5日に開始すると、わずか4日で利用者は1億人に迫る勢い。混乱するツイッターに見切りを付けるユーザーも多数現れるとみられ、SNS上で“民族大移動”が起きる可能性もある。

 9日の東京・渋谷ハチ公前でスマートフォンを眺めていた20代男性は「流行に乗ってインストールしちゃいました」と話した。男子高校生(15)はツイッターが無課金だと機能が制限されるようになったことを受け「課金ありきになったら迷わずスレッズに行きます」と語った。

 複数の米メディアによると、9日にスレッズの利用者数は9000万人を突破。ツイッターが約4年で1億人に達したのに比べると驚異的なスピード。世界で約20億人超の利用者を抱えるインスタグラムのアカウントをそのまま使え、簡単にスレッズのアカウントが立ち上げられるのも強みだ。

 ツイッターが無料アカウントで全角140文字まで投稿可能なのに対し、スレッズは500文字まで。一方でツイッターでは定番のハッシュタグ(検索目印)や投稿の検索は現状できない。順次追加予定という。

 SNS勢力図の異変は昨年10月にマスク氏がツイッターを買収したことで発生。サービス変更などを矢継ぎ早に行い、利用者の離反を招いた。今月からは1日に読める投稿の数を一時的に制限し利用者の不満が高まっていた。その間隙(かんげき)を縫ったメタに対し、ツイッターは社員引き抜きによる知的財産権侵害を主張し法的措置の可能性も示唆。覇権争いが激化した。

 ITジャーナリストの三上洋氏は「現状で速報性やリアルタイムの情報はツイッターに分がある。ただSNSで成功の鍵を握るのは、機能面以上に多くの人がいて盛り上がっているかどうか。この1、2カ月で明暗がはっきりしてくると思う」との見方を示した。

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