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NY市警察がロボット警察犬を再導入 人質事件などで警察官に代わって“臨場”する見込み

[ 2023年4月12日 08:05 ]

 米ニューヨークのエリック・アダムス市長(62)は11日、市内のタイムズスクエアで会見を行い、市警察(NYPD)に3つのハイテク装備が加わったことを明らかにした。

 AP通信によれば、このうちの1つは2年半前に導入しながら「不気味だ」といった批判などで“職務遂行”が中断されていたロボットの警察犬。「ディジドッグ(DIGIDOG)」と命名された重さ32キロのロボットに関してアダムス市長は「犯人が人質をとって立てこもるような事件では、警察官ではなくディジドッグを現場に派遣する。すぐれた技術を使うのはスマートなやり方だ」と再導入に至った経緯を説明している。

 このほか「スターチェイス(StarChase)」と呼ばれる盗難車を追跡するGPS装備の新システムや、地下鉄の駅構内での警備ロボットなどを試験的に導入。これに対して「予算の無駄遣い」「おぞましい警察」「技術の悪用」といった批判も出てきている。

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2023年4月12日のニュース