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タイで希少種のイルカの赤ちゃんを保護 溺死寸前の状況から回復

[ 2022年8月28日 08:16 ]

 東南アジアの河口や海岸に生息している海棲哺乳類、イラワジイルカ(カワゴンドウ)の赤ちゃんが、タイ南部のラヨーンの海洋資源研究開発センターで保護されて話題になっている。

 7月22日に漁師たちが弱って溺れかけている1頭を発見したもので、応急処置を施したあとに同センターに搬送された。AP通信によればイラワジイルカはタイでは400頭ほどしか生息しておらず、国際自然保護連合では絶滅の危険性が高い危急種に指定。その貴重な命を救うために多くの獣医とスタッフとボランティアたちが24時間態勢で治療と保護活動を行い、ミルクを飲むまでに回復した。

 多くの人たちが関わったことでこの赤ちゃんイルカは「親身になって心配する」という意味がある「パラドン」と名付けられ、推定で生後4カ月から6カ月。保護されたときの体長は138センチで体重は27キロだった。

 当初は肺炎を併発し、放置しておくとプールであっても溺れてしまう状態だったこともあって、8時間ごとに獣医1人とボランティア2人がローテーションを組んで監視しなくてはいけない状態。危機的状況は脱出したもののまだ魚を食べることはできず、海に戻れるだけの体力をつけるには年単位の時間とリハビリが必要だと見られている。

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