×

NYマンハッタンで天体ショー ビルの合間に夕日が沈む「マンハッタンヘンジ」に市民が熱狂

[ 2022年7月12日 14:45 ]

 ニューヨーク市マンハッタンの碁盤の目状に伸びる街路に沿って夕日が沈むという「マンハッタンヘンジ」が11日に見られ、14番や42番ストリートなどに多くの市民が集結。夏至の前後3週間の年に2回しかない天体ショー?をスマートフォンで撮影しながら見守った。

 この用語は米自然史博物館の天体物理学者であるニール・デグラス・タイソン氏が1997年に定めたもの。同氏は春分と秋分に太陽が石の列に沿って並ぶ英国の古代遺跡「ストーンヘンジ」にちなんで命名した。

 AP通信によれば今年最初の「マンハッタンヘンジ」は5月30日の午後8時12分。今年最後となる2回目は7月12日の午後8時20分で、5月29日と7月12日は太陽がハドソン川の向こうに半分沈んだ状態でビルの合間の空間に並ぶ“直列”を完成させる。

 オレンジ色の太陽が高層ビルに挟まれながら沈んでいくように見える光景は壮観。なおシカゴ、ボルティモア、トロントなどでも3月や9月に同じ現象が起こることが知られている。

続きを表示

2022年7月12日のニュース