大阪 外出自粛要請で戎橋も黒門市場もガラガラ…「体力あるし大丈夫」危機感薄い若者も

[ 2020年4月5日 17:13 ]

 新型コロナウイルス感染拡大を防止するため、大阪府・吉村洋文知事(44)が3週連続で週末の外出自粛を要請。5日、大阪の繁華街はいつもより人出の少ない日曜日となり、外出自粛要請の効果が出たようだ。

 大阪ミナミのなんばグランド花月、よしもと漫才劇場は3月2日から休館が続き、現在はインターネットによる無料生配信を実施しているだけ。劇場北側にある「たこ焼き道楽わなか千日前本店」も、普段は順番待ちの客がズラリと並ぶのが当たり前の光景だが、この日は客もまばら。「日曜だけど、こんな状況です。最近の平日はもっと少ない。半分以下?それ以下かも」と同店の店員も頭を抱えた。賑わっていたのは10軒近くが集中する周囲のパチンコ店だった。

 いつもは人が密集することで知られる大阪ミナミの戎橋も閑古鳥。グリコの看板前で写真を撮る若者も少なかった。橋上では紙マスク100枚を無料配布する大阪市在住の27歳男性会社員も。「和歌山の実家近くで買いました。何かやらなくちゃと思い立って」。マスクをしていない通行人に1枚ずつ手渡し。「私は若いからコロナなんてかからない」と受け取りを拒否する20代女性には「よく分かりませんね。どういうつもりなのか」と男性会社員も複雑な表情。菌のスプレッダー(拡散者)と1番なりうる若者の意識はまだまだ低いようだった。

 「大阪の台所」と呼ばれる黒門市場もガラガラの状態。鮮魚店の店主は「外国人の客が来なくなって2カ月。アカンね。客も売り上げも8割から9割は落ちてる」と弱り顔。フルーツ店の女性店主は「サッパリ。30万円、申請に行かないとダメ。生活できへん」と政府が打ち出した収入減世帯への現金支給に頼らざるを得ないようだ。

 全長2・6キロの日本一長い「天神橋筋商店街」も「人通りは半分以下ですかね。毎週、お客さんの数は減ってます」と人気鯛焼き店「鳴門鯛焼本舗」天神橋3丁目店の店員も手持ちぶさた。近くに住む中田清子さん(71)は「買い物です。食べる物を買い出しせんと。同世代の志村さんも亡くなったし、ホンマは出るの、怖いんよ」と買い物を済ませて足早に帰路についていた。一方、人気のサバ専門店はお昼時の正午過ぎでも、カウンターには1人も客がいなかった。毎週末の外出自粛要請は、一定の効果が出ているようだが、特に20代、30代の若い世代はまだまだ危機感が薄い様子。大阪の電気屋街・日本橋を歩いていた20代前半の男性3人組の1人は「少しぐらい大丈夫でしょ。僕ら、体力あるし」と笑いながら話した。

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