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新閣僚資産 小泉進次郎氏が最多2億9千万円 全額妻名義「率直に申し訳ない気持ち」

[ 2019年10月25日 18:49 ]

 第4次安倍再改造内閣で新たに入閣した15人が25日、9月の閣僚就任時の保有資産を公開した。家族分を含めた総資産は、小泉進次郎環境相が2億9001万円で最も多かった。全額が8月に結婚した妻クリステルさんの名義。15人の総資産平均は5107万円だった。小泉氏の総資産は、公開済みの安倍晋三首相や留任閣僚を含めても、麻生太郎副総理兼財務相に続く2番目の額となった。

 フリーアナウンサーのクリステルさんは計2億9001万円の有価証券を保有する。内訳は、国債1億5千万円、公社債1399万円など。小泉事務所は「キャスターやCM出演などの仕事で形成した資産を有価証券で運用している」とコメントした。小泉氏本人の申告資産はなかった。

 小泉進次郎環境相は25日の記者会見で、新任閣僚の資産公開に伴い、妻でフリーキャスターのクリステルさんの巨額の資産が公となったことに複雑な心境を吐露した。「私と結婚したことで公開しないといけない。ルールではあるが、率直に申し訳ない気持ちだ」と述べた。

 閣僚の資産公開は本人と配偶者、扶養する子どもが対象。クリステルさんが多額の国債を保有するのを踏まえ、小泉氏は「閣僚の任期が終わったら、私も国債を買おうと思う」と語った。

 入閣した15人で2番目に多いのは加藤勝信厚生労働相の9113万円で、竹本直一科学技術担当相(8266万円)が続いた。最少はゼロの赤羽一嘉国土交通相。家族分を除いた閣僚本人の資産平均額は2682万円となった。

 首相や留任閣僚を含めた内閣全体の総資産平均は8271万円。トップの麻生氏は総資産が5億2303万円(2017年11月時点)に上る。梶山弘志経産相の資産は後日公開される。

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2019年10月25日のニュース