北陸新幹線 車両足りずダイヤ全面復旧、年内困難 年末年始帰省に影響も

[ 2019年10月19日 19:26 ]

 台風19号の大きな被害が出た北陸新幹線は、年内に元のダイヤに戻るのが困難であることが19日、JR関係者への取材で分かった。10編成120両の浸水による車両不足に陥っており、年単位の時間がかかる新規製造や、上越新幹線の同種車両の振り替えでは、被災前の輸送力に達しない。20日で浸水被害から1週間。年末年始の帰省やUターンでも、旅客需要を満たすことはできず、影響は長期化しそうだ。

 関係者によると、長野市の車両センターで浸水した車両は電気系統の重大被害などのため、JR東は一部を再利用するか、新たに車両を製造する方向。新幹線車両の新規製造は通常、発注から受け取りまで2~3年かかり、メーカーが最大限の協力を約束しても1年以上は必要という。

 JR東は今年3月のダイヤ改正から上越新幹線に北陸と同じ「E7系」車両を3編成投入し、本年度中に追加で5編成を入れる計画だった。この計8編成の一部を転用し、車両数を確保したい考えだが、車両不足を完全に補うのは難しい。

 E7系の一部転用があっても、上越新幹線では「E4系」を継続使用するため、ダイヤには影響しない見通しだ。

 北陸新幹線の車両は30編成あり、通常は検査中や予備を除く24編成で運行している。浸水で10編成が使えないため、年末年始など乗客が多い時期は、使用可能な車両はフル稼働させる。

 北陸新幹線は不通区間を解消し、25日始発から東京―金沢間の全線直通運転を再開する見込み。23日に臨時ダイヤを示す。再開直後の運転本数は全体で通常の約8割、全線直通の「かがやき」「はくたか」は約9割を確保。その後さらに増やしていきたいとしている。

 浸水の10編成は、JR東所有の8編成と、同型でJR西日本所有の2編成。客室の座席にも水が入っており、JR東は「廃車の可能性もある」としている。

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