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鹿島GK早川 PK戦導入特別大会の“主役”へ! 世界基準を意識「エムバペ相手でも1対1止める」

[ 2026年2月5日 05:00 ]

PK戦導入の特別大会で注目の鹿島GK早川
Photo By スポニチ

 秋春制へのシーズン移行に伴う特別大会「明治安田J1百年構想リーグ」は6日に開幕し、6月まで開催される。昨季MVPに輝いた鹿島のGK早川友基(26)はPK戦も導入される特別大会でも主役候補。6月開幕のW杯北中米大会では森保ジャパンの守護神の座を狙う。このほどスポニチ本紙などのインタビューに応じ、遅咲きの歩みや世界基準の意識を明かした。

 4年前は想像もできなかった。プロ2年目のシーズン直後に開催された22年W杯カタール大会。早川は同僚のDF安西とパリを訪れていた。シャンゼリゼ通りで、モロッコ系住民たちが母国の躍進に狂喜乱舞する光景を目の当たりにした。

 「外に出たらもう爆竹やら花火やら…それで催涙ガスを食らったのが思い出ですね(笑い)」。翌23年から頭角を現し、代表守護神を狙う立場でW杯イヤーを迎えるのだから成長曲線はすさまじい。

 進んだ道を「正解」にしてきた。横浜Mジュニアユース時代は控え。ユース昇格は見送られた。1メートル65ほどだった身長も選考理由にあった。父・成利さんから決断を迫られたのはその頃だ。「サッカー選手を目指すのか、普通のサラリーマン生活を送るか」。迷わず前者を選んだ。中3で覚悟は固まった。だから挫折感を抱くことなく、桐蔭学園、明大でサッカーに没頭した。

 自他ともに認める向上心の塊。厳格だった成利さんには、幼少期からサッカーノートを義務づけられた。練習内容や改善点を記した習慣が「向上心の原点かもしれない」と笑う。今は映像漬けの日々。深夜まで欧州の試合に見入り、周囲にあきれられることもある。

 一歩ずつ階段を上がり、その視線は世界まで到達した。昨年10月のブラジル戦。FWビニシウス(Rマドリード)らスターと同じ空間に立ち、痛感したことがある。「自分もそういう選手と対等に戦える標準装備が備わっていないとまずいなと。例えばエムバペとの1対1を止められないと土俵に乗れない」

 特別大会ではPK戦も導入され、GKが勝敗を握るケースも増えるはず。世界基準のシュートストップで、今季もスポットライトを浴びる。

 ◇早川 友基(はやかわ・ともき)1999年(平11)3月3日生まれ、神奈川県出身の26歳。6歳でサッカーを始める。横浜Mのジュニアユースからユースに昇格できず桐蔭学園高に進学。明大を経て21年に鹿島入りし、23年から正GKに定着。25年7月12日の中国戦で国際Aマッチデビューした。趣味はゴルフ。1メートル87、81キロ。利き足は右。

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