東京V・城福監督　時間稼ぎを全否定「過剰に痛がった選手がすぐに立つリーグでは向上心持てない」

東京V・城福監督
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　東京Vの城福浩監督（62）が9日のアウェーC大阪戦へ向けて会見し、「確かに時間をうまく使わなければならないが、回りから時間稼ぎと思われることは手段として選ばない。過剰に痛がってプレーできない選手がすぐに立ち上がるリーグでは向上心を持てない。撲滅できないか提案している中で、時間稼ぎの選択肢はない」と、時間稼ぎは考えていないことを断言した。

　開幕の横浜戦は先制したものの、後半44分にPKで追いつかれ、アディショナルタイムに勝ち越されて逆転負け、第2戦の浦和戦も先制したが、再び後半44分にPKで追いつかれて引き分けた。

　うまく時間稼ぎをすれば勝てたのではないかという指摘もあったが、城福監督は否定。「クローズは相手に隙を見せないこと。アラートさも勇気も大事にしないと。終盤に攻められるのは采配も考え直さないといけないところもあるが、ゲームを断ち切る大きなクリアなどメリハリも大事。75分まで展開したサッカーをいかに続けられるかが課題と認識しているし、グレードアップするようにしないといけない。成長がカギのチーム。痛い思いしながら戦い、取り組んでいきたい」と、成長のかてにする考えだ。