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【ACL】横浜 日産自動車アジア拠点から後押し受け頂点狙う きょう準々決勝・山東戦

[ 2024年3月6日 07:00 ]

バンコクU戦で会場に駆けつけたタイ日産自動車会社の従業員たち(横浜F・マリノス提供)
Photo By スポニチ

 横浜F・マリノスはきょう6日、中国・済南でアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント(T)準々決勝・山東(中国)戦第1戦に臨む。親会社の日産自動車が持つアジアネットワークの後押しも受け、クラブ初のアジア制覇を狙う。

 先月14日、決勝T1回戦・バンコクU戦第1戦は敵地・パトゥムタニに青いユニホームを着用した横浜サポーターたちが駆けつけていた。その正体は、タイ日産自動車会社の従業員。同社による「“横浜F・マリノスを応援したい”“企業文化の改革を推進している中で、会社と従業員の一体感を生み出すきっかけとして社員が一体になるイベントにしたい”」という熱い思いから応援企画が発案された。

 試合観戦に向け、応援用ユニホームを現地で手配。当日は1600人の従業員が、バス12台に分かれて会場入りした。

 ACLはホーム&アウェーで行われ、2戦合計の得点で勝者が決まるため、敵地での戦いはより重要となる。そんな中、第1戦は2―2でドロー。今季から指揮を執るハリー・キューウェル監督(45)の公式戦初陣を白星で飾ることはできなかったが、Jリーグ開幕を前にアウェーの難しいコンディションの中で、現地サポーターの応援に背中を押されて戦い抜いた。ホーム日産スタジアムに戻ってきた第2戦を延長戦の末、1―0で制し、2戦合計3―2で突破。クラブ初の8強入りに進出した。

 横浜の中山昭宏社長は5日までにスポニチの取材に応じ「今回の海外遠征試合で、日産海外拠点の方々が、これほどの大応援団を組んでくださった事実は、歴史的に大きな意味があり、これだけの人々を集める魅力が、横浜F・マリノスにあることを示せたことは大きな成果と感じております」と感謝。今後に向けて「平日にも関わらず大勢の社員の方々に応援に駆けつけていただき、感謝の気持ちでいっぱい。タイ日産の皆さんの応援は、選手達の大きな力となり、クラブ初となるACL準々決勝進出を決めることができた。更なる高みを目指して尽力して参ります」と誓った。頂点に向け、アジア各地にいる仲間たちの思いも背負いながらまずは準々決勝第1戦で白星をつかむ。

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2024年3月5日のニュース