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三笘に悪質タックルのDFに複数のメディアが1点の最低評価 「許しがたい」の指摘も

[ 2024年2月19日 22:59 ]

前半、シェフィールド・ユナイテッドのDFホルゲイトから危険なタックルを受けるブライトンの三笘(ロイター)

 サッカーのイングランド・プレミアリーグで18日にブライトンの日本代表MF三笘薫(26)に悪質タックルを見舞って退場処分を受けたシェフィールド・ユナイテッドのDFメイソン・ホルゲイト(27)に地元メディアから最低点の評価が突きつけられた。

 地元紙ヨークシャー・ポストは10点満点で1点をつけ「とんでもないタックルでチームメイトを完全に失望させた」と批判。英衛星放送スカイスポーツも1点をつけた。スポーツ専門サイト「バベル・コム」は3点と採点し「悲惨な午後はわずか13分で終わった。ホルゲイトの三笘への恐ろしくタイミングを誤ったタックルは、ゲームプランをズタズタにした。試合のどの段階で起きたとしても無謀だった。プレミアリーグでキャリアを積んでいながら、あのタックルは許しがたいものだ」と断罪した。

 3バックの右に入っていたホルゲイトは前半11分にドリブルしていた三笘の左膝から太腿の内側周辺を足裏で蹴るファウルで吹き飛ばした。当初はイエローカードだったが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入でレッドカードとなって一発退場。テレビ解説の元イングランド代表MFレドナップ氏が「あれは暴行だ。近年で最悪。どうやったのか分からないが、三笘がうまく避けなければキャリアが終わっていた」と非難したほどだった。退場で数的不利になったシェフィールドUはオウンゴールを誘発するなどした三笘の活躍もあって0―5で大敗を喫した。

 三笘は後半31分までプレーを続け、試合後はファウルを受けた場面を「ちょっと危なかった。僕も大丈夫かなと思ったけど、ぎりぎり…。ちょっと場所が違ったので良かった」と振り返り、大事には至らなかった様子だった。

 シェフィールドUのDFアフメドジッチはホルゲイトのプレーに関し「私の意見ではレッドカードではない。ピッチ上で見た限りで言えば違う。リプレーでは実際のタックルよりも厳しいものに見えるかもしれないが、ピッチ上で見た私の見解はフェアなタックルだった」と訴えた。

 その一方でワイルダー監督は「過剰なタックルでボールを奪うことを期待する者もいるだろうが、そのような方法でボールを奪うのは受け入れられない。我々には言い訳も、隠れる場所もない」と指摘。「我々には、タックルやデュエルにおいて力強さとアグレッシブさがある。しかし、タイミングもやり方も正しくやらなければならない。メイソンの場合は、タイミングが正しくなかった」と批判した。さらにホルゲイトがチームメートに謝罪したことを明かし「経験豊富なプロで、彼も間違いを理解している。彼は間違っていた」と強調した。

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