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伊東純也 6月まで実施のW杯2次予選中に復帰目指す 代理人弁護士「速やかに名誉回復し、決着」

[ 2024年2月6日 05:00 ]

スポニチの取材に応じた弁護士の加藤博太郎氏
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 女性に対する性加害疑惑が報じられた日本代表MF伊東純也(30=スタッド・ランス)について、代理人弁護士を務める加藤博太郎弁護士(38)が、6月まで行われるW杯アジア2次予選中に代表復帰できるよう、早期決着を目指していることを明かした。

 5日、都内で取材に応じた加藤氏は「速やかに名誉を回復し、W杯予選までには決着させたい」と強調。裁判となれば判決まで年単位かかる可能性を示した上で「裁判を待っているわけにはいかない。そうなると選手生命が終わってしまうし、(26年)W杯も終わっちゃう。そうならないために急いで進めている」と説明した。

 さらに「(女性側の訴えが)かなりのでっちあげなので、捜査は速やかに終わり、不起訴はすぐに出ると思っている。必要な証拠も出している。1、2カ月はかかるが、それでも早い方」と自信を示した。女性側が告訴を取り下げるなどした場合、北朝鮮と2連戦する3月のW杯アジア2次予選で復帰できる可能性すら出てくる。伊東は現時点で帰国する予定はなく、フランスに滞在しながら結論を待つ見通しという。

 加藤氏は伊東から弁護の依頼があった先月27日以降、毎日連絡を取り続けている。アジア杯中の様子について「日本代表が負ける瞬間も私と話をして、非常に残念がっていて、憔悴(しょうすい)していた。悔しい思い」と明かした。今週にも多額の賠償請求を求める民事訴訟を起こす予定で「選手生命が脅かされるような虚偽告訴で試合に出られないということは、あってはならない」と語気を強めた。


 ▽1月31日 デイリー新潮で昨年6月、伊東から女性への性加害があったと報じられる。大阪府警が女性2人からの刑事告訴を受理したと判明。アジア杯決勝トーナメント1回戦のバーレーン戦で伊東はベンチ入りするも出場せず。

 ▽2月1日 伊東側が性加害はなかったとして、虚偽告訴容疑の告訴状を大阪府警に提出、受理される。日本協会が代表からの伊東の離脱を発表。その後「本日離脱しないことになりました」と訂正。

 ▽2日 日本協会の田嶋幸三会長らが再度協議の末、伊東の離脱を改めて決定し発表。

 ▽3日 アジア杯決勝トーナメント準々決勝のイラン戦で日本は1―2で逆転負け。

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